熱帯アフリカ区には現在までにおよそ4,500種※の蝶類が見つかっています。
ホソチョウ族やフタオチョウ亜科、イナズマチョウ族、コケシジミ亜科などが発展しているグループとしてあげられます。その生息環境は多様ですが、概ね(高地性/低地性)熱帯多雨林、沿岸林やその他の湿潤林、ミオンボ林やモパネ林などの半乾燥林や灌木林、サバンナや人里の緑地などに分けられます。高山蝶と呼ばれる極度の高標高地のみに産する蝶類はほとんどなく、沙漠にも蝶は生息していません。
蝶を探す場合、その対象の国に、専門の採集人(こうした人は「採り子」と呼ばれます)や飼育家や研究者がいる場合非常に頼りになります。彼らは蝶の種の判別についてはもちろん、生息地や生息環境、見られる時期や天候、食草にも精通しており、バタフライトラップを持っている場合もあるので、本格的な採集の場合、彼らの協力は欠かせません。以下、アフリカの国のうち、蝶に関連する仕事に従事している人がいる国を載せておきます。✉️マークは既に面識があるか、連絡を取っている人がいる国です。個人情報ですので本人の詳細はここでは伏せますが、本人の連絡先が欲しい場合、私宛てにメールで相談してください。礼儀と十分な謝礼を持てば、協力してくれるはずです。
ケニヤ:採り子、飼育家、研究者ともに複数。✉️
タンザニア:飼育家かなり多数。ガイドを兼ねた採り子、研究者。✉️
ウガンダ:採り子あり。✉️
ルワンダ:蝶ガイドあり(採集の有無は不明)。
ザンビア:研究者あり。✉️
マラウイ:現在状況不明。過去に採り子情報あり。
南アフリカ:研究者多数。採り子も。
ガボン:採り子がいたはずだが現在詳細不明。Tchimbelé?
カメルーン:採り子かなり多数。蝶細工職人も副業で採集。甲虫の採り子も多数。✉️
中央アフリカ:首都Bangui周辺に採り子あり。国の治安上現在の渡航は不可能。
コンゴ民主共和国:北Kivu州に採り子あり。またこの地域には現在治安上渡航不可。
ナイジェリア:不明だが、おそらく現在も存在すると思われる。Oban Hills?ガーナにナイジェリア人の採り子あり。
トーゴ:採り子あり複数。甲虫がメイン。✉️
ガーナ:採り子、飼育家ともにあり複数。✉️
コートジボワール:現在状況不明。2000年初頭までは採り子の情報あり。
リベリア:採り子あり。
マダガスカル:採り子あり複数。✉️
アフリカで蝶を採集したり持ち出したりする場合は、関係機関による認可が必要な場合があります。アフリカにはCITESの採集(1類)及び輸出(2類)を禁ずる条項に抵触する蝶類はいないので、日本への持ち込み自体は卵や蛹を含む生体を持ち込まない限り可能です。ですので収集にあたっては、まず該当の国で国内での採集行為自体が許可されているのかを確認してください。現地の人は、蝶を採集していると皆珍しがって寄ってきますが、現地の人に蝶を採りたいといっても「問題ない」といわれることが多いですが、後々当局に確認してなかったがために大変な思いをしたこともありました。特に保護区や国立公園で行う場合は、申告を怠った場合大きなトラブルになりかねないので、前もって関係機関に問い合わせるべきです。また、法体系がうまく整備されておらず、合法か違法か曖昧な国や、合法であっても賄賂を渡さないといちゃもんをつけてくる警官(レンジャーはほとんどありません、警官が軍警察が多いです)もあるので、常に周囲には細心の注意を払いつつ、目立つ採集は控え、網を持つ時は許可状を持ち歩くことが重要です。
・採集許可
基本的に、研究目的でない限り、自然保護区や森林保護区、国立公園での採集は不可能です。しかし保護区の場合、特別に追加料金を払えば許可される場合があります(ウガンダなど。一日毎に支払うが、かなり高い)。まずは入場口の事務所か、管轄している森林局に確認してください。また、採り子さんと一緒に行動している場合は、相談の上、法に触れないやり方で採集を心がけるのが肝心です。
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